発達相談・発達検査・心理療法は完全予約制です。
数か月待って頂く場合もございます。早めのご予約をお願いいたします。
PSYCHOLOGY
心理発達についての
お悩み・ご相談
インターネットやSNSの普及に代表される急激な社会の変化の中で、実感を伴って他者と交流することや自分自身のこころに触れることがこれまで以上に難しくなっており、そうした困難や問題を抱える子どもたちが増えつつあるという印象を受けます。
他者や自分自身のこころとの実りある交流が可能となるには、子どものこころに関心をもち、子どもの抱える困難や痛みを理解しようとする大人の存在が重要であり、その意味で、子どものこころにじっくりと関わるアプローチの意義はますます大きくなっていると思われます。
子どもたちが自分の情緒に触れ、生き生きとしたこころを育めるように、ご家族とも協働しながら援助できればと考えています。
昨今のストレス社会において、子どもたちを取り巻く状況は複雑であり、園や学校、そしてご家庭だけでは対処しきれない問題も多々あるかと思います。
しかし、往々にして、問題があると見なされる子どもたちは「困った子」ではなく、あくまで「困っている子」であると私は考えています。
また、その中には、自分が何に困っているのか分からない子も少なくありません。
心理検査や心理療法によって、全てが解決できる訳ではないですが、そんな困っている子どもたちが、今後の人生をのびのびと自分らしく生きていくための、足掛かりとなるようなお手伝いができればと思います。
子どもは、自分の気持ちを言葉にすることがまだ難しかったり、保護者の方に心配をかけたくないなどで悩みを隠してしまうことがあります。
また、子どもの心の問題は学校や友人関係、学習面や成長に伴う戸惑いなど、様々な問題が複雑に絡み合い、身体的な症状や行動の変化につながることがあります。
このような問題への解決策は単純なものではなく、子どもひとりひとりに合わせた対応が必要となってきます。
子どもが抱える問題は何なのか、どのようなサポートができるのか、一緒に考えていきましょう。ひとりで抱え込まず、どんなことでも気軽にご相談ください。
THERAPY
心理療法
(こころの診療)
こんなお子さんが対象です
- 心理的な要因により身体に症状がでているお子さん
(頭痛、腹痛、嘔吐、場面性緘黙、難聴、チック、抜毛、頻尿、夜尿症、夜驚など) - 保育園・幼稚園や学校に行きにくいお子さん
- 神経症的な問題を抱えるお子さん
(特定ものを怖がる、不安感が強い、抑うつなど) - その他さまざまなこころの問題や悩みを抱えているお子さん
当クリニックで可能な
心理療法
- プレイセラピー(遊戯療法)
- 主に幼児~小学生
- カウンセリング(言語面接)
- 主に中学生
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プレイセラピー(遊戯療法)とは
大人に近づくにつれて人は言葉で自身の状況を説明できますので言葉を介してカウンセリングができますが、その術をもたない小さな子どもたちは絵や遊びの中で心の内を表現します。
遊びを通して子どもたちが何を感じ、どのようなことに不安・困難を感じているのかを心理師が確かめながら、お子さんが困難の解決に向けて自分の力で歩めるようにするお手伝いをする治療です。 -
心理療法の流れ
お子さんのこころや困難についてのアセスメント(心理査定)ののち、主に遊びを通して(プレイセラピー)いろんな気持ちを表現し、自分のこころについて考える機会をもちます。
また、お子さんの困難の解決のためにはご家族の助けが必要ですので、保護者の方にも定期的にお子さんの日常の様子などをうかがいながら、困難の解決に向けて一緒に取り組ませていただきます。
CHECK UP
発達検査についての
ご案内
お子さんの発達年齢や得意不得意分野を
評価し、生活や育児・関わり方について助言いたします。
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知能・発達検査(新版K式発達検査、WISC‐Ⅳ)
新版K式発達検査は、子どもの発達度合いを評価し、発達支援に役立てるための検査です。発達の遅れや偏りを多面的に評価するもので、検査の結果は発達障害の診断や療育などの場で活用されています。
WISC-IVはウェクスラー式知能検査の1つで、国際的にもその信頼性が高く評価されている歴史ある検査です。
言語理解、知覚推理、ワーキングメモリー、処理速度の4つの指標から全体的な認知能力を検査します。 -
人格検査(バウムテスト、HTPテストなど)
バウムテストとは、実のなる樹を1本A4の用紙に鉛筆で書くことで、描かれた1本の樹を自身の自己像とみなして精神状態やパーソナリティを確認していく検査です。
HTPテストとは、家と樹木と人を描いてもらうことで、家庭の状況や深層心理の自己像、現状や理想の自己像について把握し、パーソナリティを確認していく検査です。